ワークライフスタイリスト養成講座の学びを“会社”で活かす。
CASE3:橋沢みさこさん
会社員/シンガー/キャンドルアーティスト/キャンドルインストラクター/ワークライフスタイリスト
(ワークライフスタイリスト養成講座3期卒業生)
会社員だからって、あきらめるのは絶対にいや!パラレルキャリアで広がる自由な働き方。
私の言葉がダイレクトに“響いた”瞬間を見ると、「しめしめ」と思う。
会社員の他、シンガー、キャンドルアーティスト、キャンドルインストラクター、ワークライフスタイリストなど、複数の仕事を掛け持ちし、好きなことで幅広く活動を行っています。
会社では研修などの人材育成の仕事をしているので、ワークライフスタイリスト養成講座で培った考え方が役に立っています。例えば、弊社では事務員さんだけを集めた会議を行っているのですが、中には、会社の慣習にとらわれ、現状にあきらめを感じている方もいらっしゃるんです。何か不満があっても、「今までずっとこうやってきたから変わらない」って、妥協してしまっているんですよね。
会議では、養成講座で学んだことを活かしながら、いつも事務員のみなさんに問いかけています。「その当たり前を疑ったことはありますか?」「できないと思っていることを、変える方法を考えたことはありますか?」「現状を変えたい、良くしたいなら、今何ができるか考えてみませんか?」と。会社がつくってきた当たり前をそうだと思い込み、頭が考えるのをやめてしまったんですよね。誰かに考えちゃだめと言われているわけでもないのに。
私の話をきっかけに、枠の外れる方がたくさんいらっしゃいます。「これまで考えてもみなかった!」「私たちがアイデアを出してもいいんだ!」と、みなさんの顔が生き生きと輝き出すのを見ると、とてもやりがいを感じますね。
この会議で、事務員さんの意識が変わったと思います。日々の業務の中で「こうしたらもっと良くなるんじゃないか」「この業務のここを変えたい」ということが見つかったら、次の会議で提案できるように、自主的にメモを取ってくださっているんです。我慢していたことを掬い取り、自ら良くしていこうという姿勢が見られるようになりました。
ライブで歌っている時の私です!
正社員だけど、平日昼間に歌の仕事へ――会社員でも自由に働ける!
「なぜ仕事はひとつじゃないとダメなんだろう」「なぜ決まった時間に会社に行かなきゃいけないんだろう」と、会社での働き方にずっと疑問を持っていました。そんな時に出会ったのが宮本佳実さん。「やっぱり、自由な働き方ができている人もいるんだ!」と思いました。
養成講座では「会社員でも自由にできる」と考えが変わりました。そして、実際にそうなったと思います。実は、毎週一回、午後だけお休みをもらって、歌の仕事をしているんです。依頼を受けた時、会社員には無理だろうと思っていました。でも、会社側が「やっていいよ」と承諾してくれたんです。しかも、半休扱い。だから、会社でお給料が発生している状態で歌の仕事に行っています。
会議で私の話を響かせられるのも、歌の仕事をしているから。ライブでお客さんに話しかけることをやっているから、響かせ方を知っているんです。全く関係ないと思う仕事でも、どこかで結びついてできることが増える。そこに、パラレルキャリアのおもしろさがありますね。
(取材・執筆:ひさとみなつみ)
橋沢みさこさんブログ